パソコンの中にはハードディスクと呼ばれるものが入っています。
メッキされた円盤が1分間に5400回転くらいで回っています。
その円盤に、昔のカセットテープのように磁力で書き込み、読み込みをやっています。
書き込みのヘッドは速度が速いので、カセットテープのように密着はしていません。
ヘッドがくっついているスライダと呼ばれる部分のサイズが約1ミリ。
ヘッドとディスクの空間が約100000分の1ミリ。磁気ディスクの直径が9.5㎝(デスクトップ用5インチハードディスク)。
これらを千倍すると
9.5キロの円盤の上を1メートル角のスライダが100分の1ミリ浮上している状態ということのようです。
この状態で振動を与えると、ヘッドが、ディスクにあたることになります。
ディスクに当たると、傷になり、メッキが捲(めく)れてきます。
はがれたメッキは円盤の上を走り回り、さらに傷をつけていくという状態のようです。
ということで、ハードディスクが読み書きしているときは、極力振動を与えないように。ということになります。
参考